日本におけるインスティテューショナル・リサーチの一つに、研究マネジメントに資するIR(通称、研究IR:Institutional Research for Research Activity)があります。 機関単位から個人単位に至るまで、幅広く研究力や研究業績の調査・分析が行われており、執行部の意思決定を支援しています。研究IRの実施内容は、機関毎の目的によって大きく異なります。また、分析結果を的確かつ端的に表現することが求められており、各担当者の作成するレポートは、多様で独自性のあるアイデアに溢れています。
他者のレポートを知り、そこに込められたアイデアを発見することは、新たなレポートの着想に繋がると考え、本セッションを企画しました。なお、このセッションでは、外部資金獲得情報、学術文献情報、特許情報などを活用した分析を対象としています。
加えて、このセッションでは、これらの周辺の話題についても取り扱います。また、すべての報告に先立ち、我が国の研究マネジメントの現状と課題とIR機能の果たすべき役割についても整理を行いました。
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[担当スタッフ]○山本鉱(九州工業大)、嶌田敏行(茨城大)、岡部康成(帯広畜産大)、田中秀典(宮崎大)、難波輝吉(名城大)、齋藤渉(東北学院大)、大津正知(中京大)、花邉圭輔(九州工業大)