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○第二分科会「初めて評価を担当される方へ」
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日時:平成26年8月29日(金)09:30~16:00
会場:神戸大学 六甲台第二キャンパス 瀧川記念学術交流会館 大会議室、神戸大学百年記念館(神大会館) 会議室A
参加者:30名 [参加者について(PDF:429KB)]
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09:50-10:30 共通講義
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今回は、新たに第一分科会、第二分科会及び第四分科会の共通講義を設定しました。内容は、①我が国の評価とIR の現状、②これまでの取組のまとめ(評価とIR 活動における収集・分析・活用について)及び③近年、米国の大学によく見られるInstitutional Effectiveness であり、第二分科会の参加者は、小湊代表幹事による「我が国に於ける評価とIR の現状と課題」のみ受講しました。
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10:50-11:20 講師挨拶、進行手順の概略説明
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第二分科会を担当するスタッフの自己紹介を行った後に、この分科会では、「評価とは何か」という基本的な観点に基づき、自大学で自己評価書を作成する際に求められる着眼点・発想法・留意点を身につけるという分科会の主旨、スケジュール、進め方について説明を行いました。
次に、導入レクチャーとして、「大学の評価に関する基本的な考え方、発想法を体感する」という本分科会の「ねらい」、「1.大学評価とは」、「2.評価業務を行うに当たって、最も意識しておきたい理念」、「3.実際の取組を様々な角度から評価するのに必要な観点(評価の観点)」及び「4.評価書を作成する/読む上でのチェックポイント」という流れで、評価に関する知識の整理と共有を行いました。また、「5.評価を改善に活かすために」として、評価業務のガイドライン及びIR(インスティテューショナル・リサーチ)に関する補足説明を行いました。
[第二分科会について(PDF:385KB)]
[導入レクチャー資料(PDF:458KB)]
[大学評価関連用語集(PDF:395KB)]
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11:20-12:20 認証評価制度の概要及び演習(事例1)
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認証評価制度の概要として、「1.認証評価とは」、「2.認証評価の特徴」、「3.大学機関別認証評価を行う認証評価機関及び各機関の評価基準」及び「4.大学機関別認証評価のスケジュール」について、講義を行いました。
次に、配布資料(15~18 ページ)の事例1【認証評価】について、個人ワークによる演習及びグループでの意見交換を行いました。演習では、評価大学という架空大学の自己評価書の「基準7 学生支援」を題材として、個人が【現状の説明】及び【分析】を読み込んだうえで、記述内容及び根拠資料を吟味し、グループ内で問題点の指摘、改善策の提案等について共有しました。
その後、スタッフが準備した解答例を基に、「問題のある記述等」、「問題点」、「記述の改善策等」及び「該当するチェックポイント番号」について、講師が解説及び補足を行いました。
[認証評価の概要(PDF:398KB)]
[事例1(認証評価)(PDF:391KB)]
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13:10-14:30 目標(計画)に基づく評価の概要及び演習(事例2)
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目標(計画)に基づく評価の概要として、「1.目標 (計画)に基づく評価とは」及び「2.認証評価と目標(計画)に基づく評価の性格の違い」について、講義を行いました。また、グループワークの進め方、発表及びポスターセッションの実施方法について、講師が説明を行いました。
次に、配布資料(21~22 ページ)の事例2【目標(計画)に基づく評価】について、グループワークによる演習を行いました。演習では、評価大学の目標・計画の「計画6-1:各種支援策を充実し、留学生の受入を積極的に進める」を題材として、個人が報告書を読み込んだうえで、グループ内で記述内容について討議し、問題点の指摘、改善策の提案等を整理しました。
[目標(計画)に基づく評価の概要(PDF:381KB)]
[事例2(目標(計画)に基づく評価)(PDF:460KB)]
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14:40-15:50 発表及びポスターセッション
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事例2【目標(計画)に基づく評価】について、各班における討議結果をポスターにまとめて発表を行いました。次に、各班との意見交換を目的としたポスターセッションを行い、各班で注目する問題点が同じでも改善策等が異なること、同じ事例を用いてもポスターのまとめ方が様々であること、などを体験していただき、参加者による情報共有と今後のネットワーク作りをしました。
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その後、スタッフが準備した解答例を基に、「問題のある本文の記述等」、「問題点、課題」、「改善策、解決策」及び「該当するチェックポイント番号」について、講師が解説及び補足を行いました。
[各班の報告(ポスター発表)(PDF:244KB)]
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15:50-16:00 まとめ
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今回は2つの事例を取り上げて、自己評価書を作成するための勘所を体感していきましたが、各大学で自己評価書を作成する過程で、今日各班で議論したような問題が生じることもあると思います。今日の経験を活かしてよりよい自己評価書を作成できるようになれば、評価実務担当者として次のステップに入ることになると考えられます。。
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○アンケート結果
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参加されたみなさまにお願いしましたアンケート結果はこちらからご覧ください。
[第二分科会アンケート結果(PDF:373KB)]
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○運営スタッフ及び本プログラムの構築について
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【当日のスタッフ】
関 隆宏*(新潟大学 企画戦略本部評価センター)、大野 賢一*(鳥取大学 大学評価室)
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【当日、本分科会を担当したスタッフ以外の構築メンバー】
小湊 卓夫*(九州大学 基幹教育院)、浅野 茂*(大学評価・学位授与機構 研究開発部)、嶌田 敏行*(茨城大学 大学戦略・IR室)(※当時は、茨城大学 評価室に所属)、藤原 将人*(立命館大学 教学部学事課)、長崎 英助 (神戸大学 企画部企画課企画評価グループ)
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[*は大学評価コンソーシアム幹事]
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本分科会のプログラム構築については、2008 年度~2009年度九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト「大学マネジメント人材育成プログラム構築のための実践的調査研究(研究代表者:小湊卓夫)」とその成果である「SDセミナー-現場と計画評価をつなぐ」(2009年9月九州大学にて実施)を参考にさせていただきました。
このSDセミナーの内容はその後、大学評価担当者集会においても、初任者向けの研修としてこれまで継続して行われてきたものです。九州大学の支援による研究プロジェクトから始まり、大学評価担当者集会における研修実施に至るまで、大変ご尽力を頂いた、関口正司先生をはじめ、九州大学大学評価情報室の室員の方々に、深く御礼申し上げます。
また、平成24年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C)))「IRマインドを涵養する評価人材の育成プログラムの構築に関する研究」(課題番号:24530988、研究代表者:嶌田敏行)も使用しました。
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なお、本分科会の実施、成果のとりまとめ、報告書作成にあたり、参加された30名すべての方に感謝申し上げます。
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